ASSOCIATION OF JOB INFORMATION OF JAPAN
公益社団法人 全国求人情報協会

インターンシップを取り巻く課題認識と学修経験時間の尊重に向けた取り組みについて

インターンシップを取り巻く課題認識と学修経験時間の尊重に向けた取り組みについて

2020年3月17日

公益社団法人全国求人情報協会

 

【インターンシップを取り巻く課題認識(取り組みの背景)】

学生が学業に専念し、就職活動に際しても十分な学修経験時間等を確保しながら、安心して活動に取り組むことができるようにすることは、最も重要なことであると考えております。しかしながら、就職活動を行う学生にとって、採用選考に関係があるかのように受け止められている「インターンシップ」に関して、学生に不要な混乱を招き、学業に集中しがたい状況を生み出してしまっているのが現状です。その要因として、①学事日程に影響を与えるインターンシップの平日開催 ②実質的な就業体験を伴わず、企業からの業務説明にとどまっている「ワンデーインターンシップ」の存在という2つ課題があると捉えております。

 

【学修経験時間の尊重に向けた取り組み内容】

このような状況を踏まえて、学生の学修経験時間の確保に向け、以下2つを取り組んでまいります。

  1. 原則「長期休暇」「土日祝」を中心に、学事日程に影響しないインターンシップの開催を推進する
  2. 就業体験を伴わず、企業等の業務説明の場となっているものが存在すると指摘される「ワンデーインターンシップ」の呼称を廃止し、「実務体験」または「実際の仕事に近い体験」ができる就業体験プログラムをインターンシップとして紹介する なお、採用選考を伴うインターンシップ情報の提供はしない

補足:インターンシップの取り扱い

・インターンシップの定義

  1. 「実務体験」または「実際の仕事に近い体験」ができる就業体験プログラムであること
  2. その企業の具体的業務(どういった職種のどのような仕事)が体験できるものかを明記すること
  3. なお、会社説明や業界説明、会社見学のような、学生が受動的なプログラムのみの開催は不可