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公益社団法人 全国求人情報協会

仕事さがしのQ&A ≫これまでに入った苦情・相談の事例2

応募の際のトラブル事例

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  1. 履歴書を郵送したが、応募先からの返事がこない
応募者「求人広告に『履歴書を郵送してください。追って面接日を連絡します』と書かれていたのに、郵送したあと何の連絡もなく、いきなり履歴書が返却されてきた。応募者全員が面接を受けられると思ったのに。」

【ポイント】
こういった表示の場合は、履歴書を送った人全員が面接を受けられる場合と、応募先が書類選考を行ってその合格者のみ面接を受けられる場合の、両方のケースがあることを念頭に置いておきましょう。
このところ、履歴書を郵送したり、面接を受けたのに、その返事がなかなかこないということが多くなっていますが、応募先からの連絡が遅れているのは、応募者が想定以上に多かったなどの事情があるようです。
それでも、応募してから10日以上待っても連絡がない、採否連絡の約束の日が過ぎても連絡がないといった場合は、自分から問い合わせてもかまわないでしょう。その際に気をつけたいのは、対応が遅いことを非難するような口調にならないようにすることです。
「選考の結果をご連絡いただきましたでしょうか」といったように、選考の進行状況を連絡してもらったかどうかを確認するようなソフトな口調が望ましいといえます。まだ結果が出ていない場合は、「いつ頃までにご連絡をいただけるでしょうか」と、併せて確認しましょう。

  2. 不採用になったのに、履歴書と応募書類を返してくれない
応募者「不採用だったので、履歴書を返して欲しいと要望したのに応じてくれない。個人情報を書いているので心配だ。」

【ポイント】
「履歴書」や「職務経歴書」などの応募書類を返却してほしいとのことですが、これは一度提出したものですから、返却されるかどうかは相手の判断になります。「応募書類は原則として返却しない」としている企業もありますし、返却するつもりであっても、予想以上に応募者が多く、採用業務が多忙となって対応が困難となっている場合もあります。

なお、返却されなかった応募書類については、法律でも、企業は責任を持って破棄または削除するための措置をとらなければならないとされています。もし、個人情報が漏れたりすれば、プライバシー保護の観点から大きな問題に発展する可能性があるのはもちろん、企業の社会的信用にも関わってくるでしょう。もし、応募書類として作品などを提出する必要があった場合は、応募する際に事前に返却希望を申し出て、応募先の対応を確認しておきましょう。

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