(社)やまなし観光推進機構
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては良き新年をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
ここ数年、特にコロナ禍を経て求職者、求人者を取り巻く環境は大きく変化してきました。求人者においては、AIの進化に伴い発展するテクノロジーを活用したDX化が急速に進み、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務プロセスや企業文化・風土をも変革してきました。今ではリモートワークやオンライン会議などは日常となり、生活様式や価値観なども変化し、求職者の仕事や働き方に対する志向もさらに多様化が進みました。
当協会では、9月に新たな形で「求人広告掲載件数等集計結果」の発表を再開し、同時に雇用形態別(正社員・アルバイトパート)の平均賃金データを四半期毎に発表することとしました。職種分類別総件数においては4月の230万件から9月の196万件まで連続して低減していましたが、10月には207万1,229件と半年ぶりに増加となりました。いま雇用仲介サービスは新しいサービスの登場など、サービスの多様化が一層進んでいます。この状況を真摯に捉え、サービス機能の進化のスピードをゆるめないことが重要と考えています。
一方、2022年度からスタートした厚生労働省委託事業の優良募集情報等提供事業者認定制度は、初年度15社、2年目17社の合計32社が優良事業者として認定されています。3年目となる2025年3月認定に向けての説明会には、昨年を2割以上上回る174事業者が参加するなど順調に進んでおります。当協会は本事業の事務局として、優良事業者認定制度の認知度向上と拡大を進め、求職者、求人者双方にとって、より安心・安全で活用しやすい募集情報等提供事業となるよう努めてまいります。
これまで当協会は、設立以来一貫して求人情報の適正化の自主規制に取り組み、より良いマッチングの実現のため積極的な情報提供と提案を行って参りました。昨今、騒がしい有害業務への対策もより強化した上で、今後も、求職者保護を基軸に求人情報の適正化を進めて参ります。また、官民の連携を適切に図り、労働市場の活性化ならびに業界の健全化により一層貢献していく所存です。
本年も当協会の活動にご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
公益社団法人全国求人情報協会
理事長 鈴木 孝二